こんにちは、【コーチングカードTOILAB】開発者の船橋由紀子です。
私と夫の坂本勝俊(かっちゃん)は、それぞれがコーチとして約13年間活動しており、近年はコーチ養成講座を個人・企業向けに開講しコーチングを指導する機会を多くいただいてきました。その中で、「どうやったら、いち早く、簡単に、コーチング力をUPすることができるだろう?」と考え、その中で【コーチングカードTOILAB】を開発しました。
上記の、手のひらサイズの箱の中に、トランプサイズのカードが、計106枚入っています。この記事では、この106枚の中で、最もサクッと使え、かつコーチングにも1on1にも使いやすい【スケーリング】のカードをご紹介します。
ショートコーチング【スケーリング】の進め方
以下は、【1対1】のコーチングや1on1を想定したセッションです。
用意するカード
用意するのは、以下のカードです。
①#92〜#95 【Short Coaching / スケーリング】のカード(4枚)
②#56/57/61/65 【Cut-in Questions / 対話を深める問い】のカード(4枚)
上記に【#⚪︎⚪︎】とありますが、TOILABでは、計106枚のカードに【#】で示される通し番号がついています。
こんな感じです。ちなみに、カードの種類に応じて、問いだけでなく色とマークも異なります。
【スケーリング】のカードを使ってみよう!
これらのカードを準備できたら、薄みどり色の 【スケーリング】のカードを、【Q1】から使っていきましょう。
もう一度カードを見てみます。
スケーリングというのは、「物事を点数化して振り返る対話手法」です。写真の一番左のカードに「⚪︎⚪︎に関して、理想を10点満点とすると、現状は何点ですか?」とありますが、例えば「今週1週間に関して、何点ですか?」などと振り返るわけです。
そしてこちらのカードには、上部に【Q1〜Q4】という記載があります。これは、コーチングを進めるための【カードの順番】を表しています。なので、コーチ役の人は、【Q1〜Q4】の順番で、カードに書いてある問いを読み上げて、クライアント役の人の前に置いていくだけ。
後は、クライアント役の方が考えて語るのを、良い感じで聞いてあげつつ、クライアント役が【Q1】について話終わったら、【Q2】以降のカードを読み上げていけば、コーチングが進んでいきます。
こんな感じです、笑。
【Cut-in Questions / 対話を深める問い】を掛け合わせてみよう!
ところで、先ほど、むらさき色のカード4枚についてもご紹介しました。改めて見てみましょう。
#56/57/61/65 【Cut-in Questions / 対話を深める問い】のカード(4枚)
このカードには、スコップのマークがあしらってありますが、まさに掘る=深めるの他、広げる・まとめる・振り返る、などの役割をしてくれる問いかけカード群です。全部で10種類あるのですが、まずは使いやすいカード4枚に絞ってみました。
これらを、【スケーリング】のカードに掛け合わせて使っていくのです。
例えば、こんな感じです。ちょっと見てみましょう。
上記の【スケーリング】カードQ2には「点数の中身は何ですか?」とあります。この問いに対するクライアントの回答が「ふわっ」としていうことって、よくあります。
例)
コーチ役)「点数の中身は何ですか?」
クライアント役)「いやぁ、なんかいい感じだったなと思って」
・・・ここで、「いい感じって・・何?」となるわけです。そんな時に、【Cut-in Questions / 対話を深める問い】のカードの「もう少し詳しく教えてもらえますか?」などを掛け合わせて使っていくわけです。
あるいは、「点数の中身」は最初に語られること以外にも沢山ある可能性がありますから、「ほかには?」というカードも活用したりするわけです。
こんな感じです。
ちなみに、このむらさき色の【Cut-in Questions / 対話を深める問い】は、何回使ってもOKですし、他のカードとも色々掛け合わせて使える、言わばTOILABにおけるオールマイティなカード群です。
5分間ぐらいから始めてみよう!
上記の、スケーリングのショートコーチング。おおよそ、目安の時間を5分ぐらい…と決めて、TOILABでのカードコーチングを実践してみてください。むらさき色のカードを掛け合わせるのが難しければ、最初は薄みどり色のカードのみで進めてもOK。かなりラクラクとカードコーチングできると思います。
まずは是非、楽しんで使ってみてください!コーチングや1on1にはもちろん、家族でも、親子でも使えるカードです。