(アイキャッチは、最初に構想を閃いて作った、プロトタイプ1)
2023年8月にリリースした【コーチングカードTOILAB】は、おかげさまで「発売から8ヶ月」「口コミのみ」で初回生産分1000個を完売しました!応援くださった皆様、ご購入くださった皆様に、心から感謝申し上げます。
増刷という節目に当たって、TOILABへの想いをまとめてみようと思い、ブログにしてみます。語ると長くなるのでw、シリーズとしてお読みくださいませ。
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2022年冬、当時からオンラインのコーチ養成講座を運営していた私(船橋由紀子)とかっちゃん(坂本勝俊)は、ある一点に関して、真剣に考えていた。
それは、「どうしたら講座の受講生全員が、あっという間にコーチングが上手くなるか?」ということ。
コーチングという手法は、対話スキルの一つ。一見、日頃から馴染みがあるコミュニケーションの延長線上に見えて、実は習得はなかなか簡単ではない。
その難しさを、ちょっと説明してみる。
コーチングは、コーチ側が主に「聞く」と「問う」というスキルを使い、クライアントが想いを言葉にする過程で、「クライアントが自ら気づきや発見を得る」ことを支援するコミュニケーション手法である。セッションを経て、クライアントが「ねばならない」という制約から解放され、「やりたい!」という自発性・主体性を発揮し始めるのが、コーチングの理想である。
が、コーチングを学び身につける過程では、なかなかそう事はうまく運ばない。
人は得てして、「つい自分が話したい」もの。そう、全く悪意なく、自分の方が喋りすぎる。
さらに、人には人生経験で形作られた、各々のモノの見方がある。その自分のモノの見方を通したレンズで相手の話を聞き、「相手のため」と思って持論を語ってしまう、アドバイスまみれになる。これも、全く悪意なく。
あるいは、アドバイスではなく相手の話を聞こうと見せかけて、質問がつい自分の良かれと思う結末に導くための「誘導」になったりする。もっと行きすぎると「尋問」になってくる。
また違う観点で考えると、コーチングは「超マルチタスクコミュニケーション」である。
相手の話を聞き、受け止め、適切な質問をし、時に共感していることを言葉や表情で表現し、話のプロセスを進め、時間管理をし、相手を励ましたり勇気づけ、セッションを締めくくる・・・これらを同時に行うわけだ。
人によっては、「次にどんな質問をするんだっけ?」が気になり、相手の話をまともに聞いてあげられない。また人によっては、相手の話を聞きすぎて時間が経ち、挙げ句の果てに相手から「聞いてもらっただけで、新しい発見はありませんでした・・」などと言われてしまう。
上記のような難しさを孕むコーチングというものを、「どうやったら”誰もが””最も効果的に”習得できるか?」に、頭を悩ませていた。
そこで、突如閃いたのが、「カード」というツールのイメージだったのだ。(TOILABの名前も降ってきた)
コーチングの一部、「問い」と「プロセス」をカードに落とし込むことで、マルチタスクを分解する。脳の負荷を減らし、楽にコーチングできるようにする。また、最も「ピュア」な問いをカードに記載することで、誘導感、尋問感を軽減する。カードという「マイルドな強制ギブス」によってアドバイスモードを軽減し、「相手の話を聞く」道筋が自ずとできる。さらにこのカードを使い続ける「反復」の効果によって、使うほどにコーチングが上手になるトレーニングツールともなる。
そんなイメージがバーっと降ってきて、夢中になってプロトタイプ1から3まで、24時間で制作した。手書きで作った原型は、1日後、キンコーズで印刷したそれなりのカードにまで形を変えた。
これが、TOILABの誕生の、最初の最初の出来事である。
続く・・・。
プロトタイプ1、アゲイン↓ 12/6の夜に作成。
プロトタイプ2↓たしか、そのまま夜中に作った。
プロトタイプ3↓ 12/7明け方作成、キンコーズで印刷。
このプロトタイプ3を、どうしても「それらしく」作りたくて・・「かどまる」という角を丸くパンチするアイテムをAmazonで急遽取り寄せた。即日受け取れた!なので、上記の一部の角がすでに丸く切り取られているw
12/7夜、藤倉れあちゃんと石動ゆーじくんのコンサルDAY。その場で使ってもらって「えーー!すご〜〜い!」となって、そのまま作戦会議の様子↓
最後、謎の構図w↓