(アイキャッチは、色々なTOILAB活用シーンをご紹介。めっちゃ感謝している2人、こばゆきとYoshiさんが載っています)
コーチングカードTOILAB(問いラボ)に対する想いを書き留めている本ブログ。
前回は、TOILABを印刷〜完成のお話しと、そんな中でいただいた厳しいご意見に対する不安についてを綴りました。今回は、そんな不安に対する答え探しのお話を書かせていただきます。
「AIの時代に、カードなんて」
そのお言葉に対して、何も反論することができず、もっともだとも思ってしまった自分がいたという日がありました。ただ一方、TOILABの開発過程で、カードを囲んで気づきや感動が生まれる場面を目の当たりにしてきたことも、私にとっての大事な事実。
「TOILABの「存在価値」って何だろう?」この答えを探しつつ、上手く言語化できないままにTOILABリリースの日を迎えることになりました。
さて、そんな風に世の中に送り出したTOILABですが、「存在価値」の答えは、私たちが自ら考え出すよりも、TOILABを知ってくださった方々に言語化してもらうことになりました。
例えば、リリース直後、とある大手の玩具メーカーの方から問い合わせがありました。SNSでTOILABを見ただけで「これだ!」と思ってくださったそうです。まさに、モノがあることに価値を置き、手を動かすことでクリエイティブになれる。そんなことを大事にしている方々との出会いに、大きく励まされることになりました。
(写真で、どの会社さまかバレてしまいますが、掲載許可いただいています。TOILAB看板作ってみました)
また、別の方より、こんなことも伺いました。
「何かの一連のプロセスを習得(記憶)する時、手を動かすアプローチが一番効果が高い」ということ。
そう、AIにコーチングしてもらうことができる一方、自分がスキルとしてコーチングを身に付けたい時、カードは最強のパートナーになってくれるのです。
その後も、カードであることの答えを、幾つも、TOILABユーザーの皆様から教えていただくことになりました。
「未経験なのにコーチングできた、魔法みたい」
「カードがあるから、小学生でもコーチングできた」
「中学生同士、ワークショップでコーチングできた」
「モノがあることで、1on1の雰囲気が柔らかくなった」
「カードを広げて横並びでコーチングすると、温かい関係性になれた」
等等等。
(中学生同士のワークショップの様子。将棋の試合みたいです!)
そして、当初の不安をよそに、発売当初から口コミ/ご紹介のみで、リリース8ヶ月後、1000個完売するに至りました。また、当初想定していたユーザー様であるコーチ/コンサル/カウンセラーの方々のみならず、1on1、営業、ファシリテーション、学校、親子、セルフ、とユーザーの皆様に使うシーンを広げていただいています。
(ありがたいことに、沢山の方にTOILAB体験していただいています)
(TOILABプラクティショナーは120名を突破しました)
本当にありがとうございます。
今改めて、TOILABのもたらす価値には、大きく3つのことがあるのだと感じています。
それは、
- 誰でも、今すぐ、コーチングできる
- 使うほど、コーチングが上手くなる
- コーチングマインドを育てる
1.誰でも、今すぐ、コーチングできる
カードというアイテムが、コーチングの裾野を広げ、コーチングにハードルを感じている方でも手に取りやすく、コーチングを習わなくても即コーチングできる。良質な問いに、よりリーズナブルにアクセスしてもらえる。
AIなどにコーチングしてもらうのではなく、「自ら」「コーチングできる」という成功体験、達成体験を、誰もが即、手にすることができます。
2.使えば使うほど、コーチングが上手くなる
カードを「反復」して使うによって、適切なコーチングのプロセスが効果的/効率的に身についていきます。補助輪であるカードがあるからこそ、「いいコーチング」の再現性がキープされた状態となり、それを反復するからこそ「正しい型」を誰もが身につけることができます。
3.コーチングマインドを醸成する
もっと簡単に噛み砕くと「相手のためを想って一生懸命関わる」ということ。カードがあるからこそ、コーチ役も安心して「相手の話をしっかり聞く」「受け止める」ことに注力することができます。その結果、自然と「目の前の人に対して一生懸命になれる」という状態をもたらすんです。
何より、TOILABには10枚の「勇気づけのカード」があります。セッションの締めくくりで、相手のために「勇気づけのカード」を選ぶ。この瞬間、「相手のことを想って関わり切る」という一連のプロセスが完結します。カードがあるからこそ、気恥ずかしさなどを超えて、自然な流れで相手を勇気づけることができ、いつもの自分よりもちょっといい人(笑)になれる。
これらのことを、スクールで学んだり書籍を読んだりすることなく、「カードを使うだけで」得られるというのが、TOILABの価値だと感じています。
たった4,400円の一箱に、これだけの価値が詰まっているのが、TOILABです。そして、このようなアイデアを形にすることができたのは、多くの方々のご協力のおかげです。
ところで、ここまで「コーチング」という言葉を沢山使ってきました。ちょっとした専門用語みたいに聞こえるのが「コーチング」という言葉かもしれません。
ただ、コーチングって、誰か特別な人だけのものじゃなくていいと思うんです。人の話を聞く、相談に乗ってあげる、これって、コーチに関わらず誰しも経験するシチュエーションです。そんな時、ちょっとでも相手にとっていい関わりができたら、幸せじゃないですか。自分も、相手も。
最後に、改めて。
誰でも、今すぐ、コーチング。
これまで以上にTOILABは、誰もが良質な問いにアクセスでき、その問いとともに日々を過ごすことで、より幸せを感じる人が増えていく、そんな世の中を目指して活動していきます。
TOILABヘの想いの整理、一旦完結!ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
また改めて、英語バージョン制作の苦労話とかを書きたいと思います!